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ハイキングから登山、クライミング、BCスキーと、オールラウンドに活動する山岳ガイド、杉坂勉のホームページです。

ちっかのコーナーCHIKA'S AREA

CHIKKAの安曇野だより⑤

 ガイド資格更新研修を受けていてちょっと時間があいてしまいました。さて疲れをいやす食べ物。今日は餃子のお店をレポート。その1つは「安曇野餃子店」。JR穂高駅から徒歩15分くらい。古民家に餃子。ここの名前は前から知っていて山の帰りによく寄るという人を小耳で聞いてずっと気になっていました。野太いお店に意外と上品な美味しい餃子でした。そして「可京」。住んでいる穂高駅の隣柏矢町駅近く。柏矢町交差点から松本方面に100mほど。今はテイクアウトのみ。生は保冷パックなしでは売ってもらえず、焼いたものを。自転車で一目散に帰り、いただきました。う、うまい!形もかわいい。野菜とか具の加減が絶妙。いやいや、教えてくださったKさんありがとうございます。(2016.9.15)

ご主人は似顔絵画家でもあります。

病みつきになりそう。

CHIKKAの安曇野だより④

 安曇野はどこからどこまでか。松本盆地のうち梓川、犀川の西岸、から高瀬川の南の扇状地全体というが、わたしが気に入っているのは大糸線に乗っていて見る梓橋駅の「ここから北安曇野」の木のかすれたような字の看板だ。そんな、アバウトでいいような気がする。
 ウチの最寄り駅は大糸線穂高駅だが、篠ノ井線だと車で行く距離だが明科になる。その明科駅前の蕎麦、「高野屋」はとても美味しいお蕎麦屋さんです。それからその透明なめんつゆはその前にある丸山味噌醤油店のものを使っているとか。ここはすごい!創業明治33年。大きな樽から味噌をすくってくれます。はい、こんな感じとすくってみせてくれた。無添加です。明科あたりと穂高、歴史と文化が微妙に違う。時代劇に出てくるような味噌店。大切にしたい雰囲気でした。(2016.9.5)

のど越し上品。店のしつらえもさりげなくて心地よかった。

タイムスリップしたかのような店内。

CHIKKAの安曇野だより③

 ここ安曇野は場所によって気候が違います。地元の方の話によると山に向かい2kmごとに違うそう。私たちが住んでいるところは暑い!というか紫外線がとても強いです。けれども朝晩は寒い、と思うくらい涼しいです。昼間は暑いのでいまのうちに、と大王わさび農場へ。実はまだいったことがない。お目当ては水中のなかが見られるというクリアボート。1200円20分。それは見物というより自分でこぐので私はアクティビティとして面白く、物足りなくてラフティングがやりたくなった!(2016.9.1)

いい感じです。

みんなで漕ぎます。

黒澤明の「夢」に出てくる水車とのこと。素晴らしい日本の風景です。

CHIKKAの安曇野だより②

 迷走した台風10号。首都圏の状況に前の職場の皆さんを心配し、ここらあたりの畑や田んぼを心配し、落ち着かない1日でしたが、出勤や帰宅の心配をしなくてもよい身分でありがたい、というか、いまのうちというか。
 急速に晴れてあまりに空がきれいだったのでまだ行ったことのない道をあるきに行きました。「早春賦の碑」。
穂高川は濁流ですが、用水路や小川の水が変わらずに澄み切っているのが驚き。田んぼにぽつぽつ人が作業しているほか通りはほとんど人がおらず、静謐で穏やかな安曇野の晩夏です。(2016.8.29)

「春は名のみの・・」大正初期の作詞家吉丸一昌の碑

 北アルプス方面

 流れの美しさは汚れを寄せつけない気迫がある

CHIKKAの安曇野だより①

 今年初夏も終わるころ、杉坂勉ガイドとともに安曇野に引っ越しました。わたしは7月には日本語学校での経理のお仕事を辞め、本格的な安曇野ライフが始まりました。すべてが新しく、人間関係もまるで1からの構築です。この2か月の間でも、安曇野マラソン(職場のかたが参加され旗振り応援)、登山は燕岳、爺ケ岳、針ノ木~スバリ~種池、などなど。また、安曇野や松本は洒落たお店なども多く、これからがとっても楽しみです。そこで奮起一発日々の出来事など含めて安曇野便りを書くことにします。
  これから秋に向かいますがどんなお便りになるかご期待ください!(2016.8.28)




そろそろ黄金色に近づくたんぼ

今は車に乗らないので自転車で道の駅に買い出し。休憩ポイントで。

アルプス修行の巻(憧れの船窪岳) (2015.7.19~21)

 北アルプスの船窪岳といえば、渋い山域と、ずっと気になり、時々にそのラインを地図で眺めていて、いつかいきたいなあ、と思っていた。今年はこのあたりのお花がいい、と聞いたとたん、いても経っても居られなくなり、行くことに!ひさびさのムーンライト信州でのアプローチも正しい?かんじ。行きたいならば、と一人でも高瀬ダムへのタクシーを使う覚悟だったが、連休がらみだし、相乗りを期待してわざわざ予約はしない。一縷の望みをかけて、電車の中でトイレはすませ、改札をダッシュで抜けて、相乗り交渉をしているような輪に手をあげながら飛び込む。すかさず4人マックスの相乗りが成立し、ラッキー!

前日の雨のためかじめじめ、どんよりだが、朝、タクシーでみずみずしい緑のなかを林道分け入る感じはわくわくだ。さて、どんな山になるか・・。みどりが目に染みる。高瀬ダムは意外となんにもないとこだった。不安だったトンネル歩きもわずかの距離だし、人の気配も多いのでこわくなかった。さしずめ釜トンネルミニ番。

寝不足のわりには快調にぶな立尾根を行く。なぜか午前中に烏帽子小屋についてしまい、コースタイムどおりならばおそーくなっても船窪につくかなあ、だったら自慢できるなあ、と思ったが、隣で休憩していた年配の女性に、無理!といわれて計画書以外の行動はしちゃあかんしな、とやめた。(これがほんとにそれでよかった・・・・)

この日は連休だからか、テンバに人もわりと多く、はずれのわたし、隣が22時すぎまで話をしていて眠れなく、ついに声を落とすようにお願いした。周りはすでに20時ごろから静かなのに、正直非常識で、説教したいくらいだった。が、こういうところいやなら人がいるテント場にこなきゃいいのか、とも。

翌日は、だれよりも早くテンバをでる。お隣は私が2時すぎから起きていて、さぞかしや眠れなかったか?一応、静か目にしたけどね・・。

そこからの景色、素晴らしい。烏帽子の見事なこと。岩峰に登り、気持ちよさに「てこの夏休み!」と山に向かって叫ぶ。(ここまではよかったんだよね)

  烏帽子岳へのプロムナード

 烏帽子の岩峰。すごい迫力。

さて、長丁場と先をいそぐ。この烏帽子の周辺は神々の田圃といわれるくらいのすばらしいトレイルで、お花畑と地とうが点在し、楽園みたい。このコース、最後にこれだったらほんとにご褒美みたいなんだけど、これから先、天国から地獄がまっていたのだ。

 すてきなトレイル。

不動岳から、船窪岳までが悪い、と地図にあったが、こんなに悪いとは思いもしなかった。スーパーじゃないけど、マリオの大冒険というかんじで、とことこ歩いていくと急に先が見えなくなり、「次はなに???」という感じ。プチ甲斐駒鋸尾根を思わせる、切れたリッジにかすれた虎ロープが風に揺れる、その先ななめの木の梯子。足場は細かい花崗岩の粒子・・。炎天下喘ぎながら歩き、ついにでた、最悪の難所。ワイヤにナイロンテープがからめられ、20m程の距離、いやもっと短いかもだが、ザラザラに崩壊していて、足を止めることが難しい。一気にロープにテンションをかけて下ろうかとおもったが、まてよ、振られる方向を考えると、復帰がむつかしい。手がかりはおろか、足が止まらない・・そのあと力尽きる・・。と想像し、ここは手堅く一個一個のわっかに手をとおし、体重移動、手を通し直しで必死に降りる。途中変にスタックしてしまい、足を抜いたらそこからごっそり崩壊していった。おかげで手はワイヤーですれてまるでクラックをやったみたい。安定したところで腰がぬけたように座り込み、手をみると傷だらけ。クラックをやったあとでもないのに悲しかった。

しかし、すでに行動時間は8時間を超えている。山ガール教室なんかでは「一日の終わりに核心部をもってきてはだめですよ~」なんて言っているのに!と腹立たしくも思い、「とほほこれが今回のハイライトかあ・・」

この日は2200mから2600mの間をのぼったりくだったり、なんか南アルプスにいるみたいだな。やっと船窪乗越に着き、スピードも落ちてきた。もう10歩歩いては止まりで、これはいかんと山ガールモードはかなぐりすて、手ぬぐいを頭にしばり、沢のつめモードに変える。気合が少し入り、女をすてたところで人が・・。針の木谷から上がってきたご夫婦。こういうところで会うんだよな人に。そもそもこのルートはほとんど人に会わずだったが、会っても凄い早い年配夫婦とか、日本海にこれから抜けるみたいな、ひととか、ともかくただものでない人ばかり。只者はわたしだけだよなあ、と常に思いながら受けていた。

やっと、着いた船窪のテンバ。しかしここからまだ苦行が待っていた。受付の小屋まで10分。が、這うようにしか歩けず、20分もかかりやっとたどり着く。いい小屋だった。そして水汲みはまたもガケをおりること10分。これも落石を気にしながらまたも這うようにもどり、力尽きるところだったが、ふと、気づく。うえから、常にぱらぱらと砂が落ちてくるのだ。「上になにがあるか、つねに見なきゃいけなかったなあ」と反省し力をふりしぼり、テントを移動する。

翌日、またも早朝出発。まだまだ気が抜けない・・。小さな岩稜を越えていくとはるか・・蓮華のふもとには明神東稜を思わせる岩が・・。ああ~あそこどうなってるんだろうなあ。

 蓮華方面。下部岩稜。

北葛乗越に降りると、威圧的にハングした岩場。でもクサリが一応ついていて、びびるが、「そうだ、明神東稜にクサリがついていると思えば楽勝だ!(うそ)」。もうこころはぱかっと、空白になっているのでともかく行く。落石しそう。こういうときに下にひとがきてほしくないのだが、こういうときにかぎって人が来る。なにもここすいているのにつまらなくてもいいのになあ。と自身の動きよりもクサリがうごいて落石しそうなので、そっと置いたりこれまた疲れる。

落ち着いたところからはあとはひたすら登る。蓮華岳のその様相はわたしがときどき絵をかく山そのもの。すうっと弧を描いた山稜、てっぺんにはぽつんと風雪に耐えた道標。あとはなんにもない、空。まさにその心象風景のなかにひたすら進んで行く。途中、白いコマクサがすてきに生えていた。コマクサが高山植物の女王なら、これは白馬の騎士だなあ。


蓮華岳ではまた、誰も居ないから一人ばんざーい、と叫ぶ。すばらしい眺めに我をわすれ、やっとゆっくり休む。
ここまでくればあとは針の木峠に降りるのみ。それにしてもはるか見ると船窪周辺の低いこと・・。なんだかな。

すでに行動時間がまた8時間くらいになっており、疲れてきているが、がんばって下り、針の木小屋。それから、しみじみと雪渓を下り、この日も12時間行動になってしまった。

 針の木雪渓。

扇沢への林道。これが最後と山を振り返ったら、自然となんとなくだが山に向かって頭が下がってしまった。「ありがとうございましたっ!」なんか道場から出るみたいな気分だった。こんなことは久しぶり。

薬師の湯からの最終バスを待つバス停。平日なのでだれもいない。カナカナセミが鳴く中、ぼうっと座っていた。大事なんだよね。こんな時間。山からマチへ少しずつ戻っていく。

ともかく、頑張れた。いろいろあったけど、なにを学んだとか、よくわからないかんじだけど、きっとじんわり私の中にしみていくんだろうな、そんな気がした山でした。

最近のちっか・・ (2015.7.5)

 ごぶさたどころではない、最近のちっかのコーナーです。PC環境が変わり、勉ガイドのサイトにアクセスするのが超アナログなことと、残業続きでしんどい日々がこの1、2年・・。face book の書き込みはときどきするのですが・・。昨年も何枚もこのコーナー用に写真をとったきり・・。

このところは奥多摩体験の森の山ガール教室のアシスタントとして2月に1回出向いたりしています。

こんなレジュメを作っているのです。

そして、マイブームは沢。昨年からお友達と来年になりそうですが、南アルプスの昔の道を沢でたどる旅を計画中。三伏峠から塩見に上がる沢をたどり、また下降して大井川の源頭を詰めるというもの。本当は今年の予定でしたがパートナーの都合で来年になりそう。そのためにも今年はがんばって沢に行こうとまず一人ですが丹沢の葛葉川、奥多摩のシンナソという沢に・・。
やる気になったのはなにを隠そう、池袋秀山荘であらたな沢ウエアが発売になったから!
かねてからわたしはここのオリジナルのファンで昔丈夫でよかった沢スパッツを愛用。ぼろぼろになりかわりがなくて沢へのやる気も失せていたのだが、今年なんとなく行ってみたらあたらしくネオプレーンの非常に保温性のある、メトロポリスというブランドのものが出ていて、速攻購入。それをためしに行ったのですがなかなかよくてやる気満々に。

 それがこれ。

そんなわけでこの週末は沢とも思っていたがあいにくの天気。大人しくしていようかと思ったのですが、思い立って昨日は高尾山に行きました。なんと・・11時出。でも150円で行けるし。30分で登山口に。今年は新しいことにどんどんチャレンジ、の年なので、いつも行かない4号路と2号路に行ったら、なんと、イヌブナの大木が数本。また、高尾病院に下る道では桂か楓?の大木も。

まるで東北にいるような錯覚。小雨がぱらつく中、黒々とした木々の幹、際立つ緑にすっかりデトックスされました。
さあ!大好きな夏が来ます!

 6号路、琵琶滝コースから登ります。

最近のちっか・・ (2015.7.5)

 ごぶさたどころではない、最近のちっかのコーナーです。PC環境が変わり、勉ガイドのサイトにアクセスするのが超アナログなことと、残業続きでしんどい日々がこの1、2年・・。face book の書き込みはときどきするのですが・・。昨年も何枚もこのコーナー用に写真をとったきり・・。

このところは奥多摩体験の森の山ガール教室のアシスタントとして2月に1回出向いたりしています。

こんなレジュメを作っているのです。

そして、マイブームは沢。昨年からお友達と来年になりそうですが、南アルプスの昔の道を沢でたどる旅を計画中。三伏峠から塩見に上がる沢をたどり、また下降して大井川の源頭を詰めるというもの。本当は今年の予定でしたがパートナーの都合で来年になりそう。そのためにも今年はがんばって沢に行こうとまず一人ですが丹沢の葛葉川、奥多摩のシンナソという沢に・・。
やる気になったのはなにを隠そう、池袋秀山荘であらたな沢ウエアが発売になったから!
かねてからわたしはここのオリジナルのファンで昔丈夫でよかった沢スパッツを愛用。ぼろぼろになりかわりがなくて沢へのやる気も失せていたのだが、今年なんとなく行ってみたらあたらしくネオプレーンの非常に保温性のある、メトロポリスというブランドのものが出ていて、速攻購入。それをためしに行ったのですがなかなかよくてやる気満々に。

 それがこれ。

そんなわけでこの週末は沢とも思っていたがあいにくの天気。大人しくしていようかと思ったのですが、思い立って昨日は高尾山に行きました。なんと・・11時出。でも150円で行けるし。30分で登山口に。今年は新しいことにどんどんチャレンジ、の年なので、いつも行かない4号路と2号路に行ったら、なんと、イヌブナの大木が数本。また、高尾病院に下る道では桂か楓?の大木も。

まるで東北にいるような錯覚。小雨がぱらつく中、黒々とした木々の幹、際立つ緑にすっかりデトックスされました。
さあ!大好きな夏が来ます!

 6号路、琵琶滝コースから登ります。


アルプス修行の巻(憧れの船窪岳) (2015.7.19~21)

 北アルプスの船窪岳といえば、渋い山域と、ずっと気になり、時々にそのラインを地図で眺めていて、いつかいきたいなあ、と思っていた。今年はこのあたりのお花がいい、と聞いたとたん、いても経っても居られなくなり、行くことに!ひさびさのムーンライト信州でのアプローチも正しい?かんじ。行きたいならば、と一人でも高瀬ダムへのタクシーを使う覚悟だったが、連休がらみだし、相乗りを期待してわざわざ予約はしない。一縷の望みをかけて、電車の中でトイレはすませ、改札をダッシュで抜けて、相乗り交渉をしているような輪に手をあげながら飛び込む。すかさず4人マックスの相乗りが成立し、ラッキー!

前日の雨のためかじめじめ、どんよりだが、朝、タクシーでみずみずしい緑のなかを林道分け入る感じはわくわくだ。さて、どんな山になるか・・。みどりが目に染みる。高瀬ダムは意外となんにもないとこだった。不安だったトンネル歩きもわずかの距離だし、人の気配も多いのでこわくなかった。さしずめ釜トンネルミニ番。

寝不足のわりには快調にぶな立尾根を行く。なぜか午前中に烏帽子小屋についてしまい、コースタイムどおりならばおそーくなっても船窪につくかなあ、だったら自慢できるなあ、と思ったが、隣で休憩していた年配の女性に、無理!といわれて計画書以外の行動はしちゃあかんしな、とやめた。(これがほんとにそれでよかった・・・・)

この日は連休だからか、テンバに人もわりと多く、はずれのわたし、隣が22時すぎまで話をしていて眠れなく、ついに声を落とすようにお願いした。周りはすでに20時ごろから静かなのに、正直非常識で、説教したいくらいだった。が、こういうところいやなら人がいるテント場にこなきゃいいのか、とも。

翌日は、だれよりも早くテンバをでる。お隣は私が2時すぎから起きていて、さぞかしや眠れなかったか?一応、静か目にしたけどね・・。

そこからの景色、素晴らしい。烏帽子の見事なこと。岩峰に登り、気持ちよさに「てこの夏休み!」と山に向かって叫ぶ。(ここまではよかったんだよね)

  烏帽子岳へのプロムナード

 烏帽子の岩峰。すごい迫力。

さて、長丁場と先をいそぐ。この烏帽子の周辺は神々の田圃といわれるくらいのすばらしいトレイルで、お花畑と地とうが点在し、楽園みたい。このコース、最後にこれだったらほんとにご褒美みたいなんだけど、これから先、天国から地獄がまっていたのだ。

 すてきなトレイル。

不動岳から、船窪岳までが悪い、と地図にあったが、こんなに悪いとは思いもしなかった。スーパーじゃないけど、マリオの大冒険というかんじで、とことこ歩いていくと急に先が見えなくなり、「次はなに???」という感じ。プチ甲斐駒鋸尾根を思わせる、切れたリッジにかすれた虎ロープが風に揺れる、その先ななめの木の梯子。足場は細かい花崗岩の粒子・・。炎天下喘ぎながら歩き、ついにでた、最悪の難所。ワイヤにナイロンテープがからめられ、20m程の距離、いやもっと短いかもだが、ザラザラに崩壊していて、足を止めることが難しい。一気にロープにテンションをかけて下ろうかとおもったが、まてよ、振られる方向を考えると、復帰がむつかしい。手がかりはおろか、足が止まらない・・そのあと力尽きる・・。と想像し、ここは手堅く一個一個のわっかに手をとおし、体重移動、手を通し直しで必死に降りる。途中変にスタックしてしまい、足を抜いたらそこからごっそり崩壊していった。おかげで手はワイヤーですれてまるでクラックをやったみたい。安定したところで腰がぬけたように座り込み、手をみると傷だらけ。クラックをやったあとでもないのに悲しかった。

しかし、すでに行動時間は8時間を超えている。山ガール教室なんかでは「一日の終わりに核心部をもってきてはだめですよ~」なんて言っているのに!と腹立たしくも思い、「とほほこれが今回のハイライトかあ・・」

この日は2200mから2600mの間をのぼったりくだったり、なんか南アルプスにいるみたいだな。やっと船窪乗越に着き、スピードも落ちてきた。もう10歩歩いては止まりで、これはいかんと山ガールモードはかなぐりすて、手ぬぐいを頭にしばり、沢のつめモードに変える。気合が少し入り、女をすてたところで人が・・。針の木谷から上がってきたご夫婦。こういうところで会うんだよな人に。そもそもこのルートはほとんど人に会わずだったが、会っても凄い早い年配夫婦とか、日本海にこれから抜けるみたいな、ひととか、ともかくただものでない人ばかり。只者はわたしだけだよなあ、と常に思いながら受けていた。

やっと、着いた船窪のテンバ。しかしここからまだ苦行が待っていた。受付の小屋まで10分。が、這うようにしか歩けず、20分もかかりやっとたどり着く。いい小屋だった。そして水汲みはまたもガケをおりること10分。これも落石を気にしながらまたも這うようにもどり、力尽きるところだったが、ふと、気づく。うえから、常にぱらぱらと砂が落ちてくるのだ。「上になにがあるか、つねに見なきゃいけなかったなあ」と反省し力をふりしぼり、テントを移動する。

翌日、またも早朝出発。まだまだ気が抜けない・・。小さな岩稜を越えていくとはるか・・蓮華のふもとには明神東稜を思わせる岩が・・。ああ~あそこどうなってるんだろうなあ。

 蓮華方面。下部岩稜。

北葛乗越に降りると、威圧的にハングした岩場。でもクサリが一応ついていて、びびるが、「そうだ、明神東稜にクサリがついていると思えば楽勝だ!(うそ)」。もうこころはぱかっと、空白になっているのでともかく行く。落石しそう。こういうときに下にひとがきてほしくないのだが、こういうときにかぎって人が来る。なにもここすいているのにつまらなくてもいいのになあ。と自身の動きよりもクサリがうごいて落石しそうなので、そっと置いたりこれまた疲れる。

落ち着いたところからはあとはひたすら登る。蓮華岳のその様相はわたしがときどき絵をかく山そのもの。すうっと弧を描いた山稜、てっぺんにはぽつんと風雪に耐えた道標。あとはなんにもない、空。まさにその心象風景のなかにひたすら進んで行く。途中、白いコマクサがすてきに生えていた。コマクサが高山植物の女王なら、これは白馬の騎士だなあ。


蓮華岳ではまた、誰も居ないから一人ばんざーい、と叫ぶ。すばらしい眺めに我をわすれ、やっとゆっくり休む。
ここまでくればあとは針の木峠に降りるのみ。それにしてもはるか見ると船窪周辺の低いこと・・。なんだかな。

すでに行動時間がまた8時間くらいになっており、疲れてきているが、がんばって下り、針の木小屋。それから、しみじみと雪渓を下り、この日も12時間行動になってしまった。

 針の木雪渓。

扇沢への林道。これが最後と山を振り返ったら、自然となんとなくだが山に向かって頭が下がってしまった。「ありがとうございましたっ!」なんか道場から出るみたいな気分だった。こんなことは久しぶり。

薬師の湯からの最終バスを待つバス停。平日なのでだれもいない。カナカナセミが鳴く中、ぼうっと座っていた。大事なんだよね。こんな時間。山からマチへ少しずつ戻っていく。

ともかく、頑張れた。いろいろあったけど、なにを学んだとか、よくわからないかんじだけど、きっとじんわり私の中にしみていくんだろうな、そんな気がした山でした。



野沢温泉いいとこだった (2014.3.22~24)

 あれれ、もう今年も3月終わりか。。

山の話がかけないままに、今回も、だが、温泉ネタです。

3月の連休あたり、スキーに行っていたのは杉坂ガイドのブログどおりだが、ここはその裏話として、野沢温泉レポートです、

日にちがとれたので1泊2日ではいまいちとおい、かねてから行ってみたかった野沢温泉に行きました。初日の山スキーは戸隠の佐渡山ですが、ここではあんまりぼろぼろだったので報告は割愛。その日は道の駅に泊まり、翌日は野沢温泉スキー場へ。思わぬパウダーぽい雪にご満悦のガイドですが、私は疲れもあって大変でした。

ここはなぜか外国人率が高く、曰く、「雪がいいんじゃないのかな」居酒屋のメニューにも英語表記が。

さて、お楽しみの温泉、ここは14個も外湯(最近1個増えた)があるのです。外湯めぐりと言えば草津が有名ですが、印象としてはここはもっと生活に密着しているかんじ。共同浴場のとなりには共同洗濯場もあり、お湯の恵みをふんだんにとりいれてます。これも1つの温泉文化かもしれません。
お湯はさまざまな効能があり、一番古いものでは鎌倉時代のものも。

 外湯の1つ。すべてがこんな構えではありませんが、大切に守られています。

 中心地にある湯場。文化遺産になっている。

 温泉卵つくり場所。開放されている。野菜やはゆでていけないそうだ。

 ふたをあけるとこんなかんじ。ネットに卵とかはいっていた。

泊まりは民宿。ここのおやじさんが翌日予定の鍋倉山に詳しく、地元ならではの情報をくれました。
で、憧れの鍋倉山は

 山頂からのようす。下の方は有名なぶな林。

素晴らしかったが、私のスキーが・・スキーが・・へたくそでまたも泣きながら滑る。

ぐったりしながら帰り、(野沢温泉から登山口から15分くらい車を走らせる距離)またお風呂に入りました。
湯上りには「カルテ」というカフェに入り、静かな時間を満喫。1週間くらい滞在してオフの日に本など読んで過ごすのもいいですね。

 カフェの様子。

 今回はすべてが初めてのところばかりで新鮮でした。特に野沢温泉はとてもよいところで、新緑と残雪の鍋倉山にまた行くようなときにじっくりお風呂めぐりをしたいものです。

そう、新緑の芽吹きが本当にきれいだそうです。歩きでもいいから、ぜひ行きたいですね!そのときは・・2013年世界スキー大賞で日本最優秀スキーブティックホテルを受賞した「旅館さかや」に泊まってみたいなあ。



北の大旅行ー津軽三味線を聞く旅 (2013.12.20~23)

 山の話ではないのだが・・。東北大旅行?に行ってきました。目的はずばり、3月に通常運転を廃止する寝台特急あけぼのに乗ること。それに伴い、かねてより聞きたかった津軽三味線を聞く!です。
 
寝台特急あけぼのは山にも利用してきたがついに廃止一歩手前に・・。実は3660円で寝具なしで寝台料金なしで使えるのです。これがよくて数回山にも使っていたのだがなくなってしまうかも、とお友だちと即決実行したのです。

 21:16上野発15番線。もうこのホームにもこなくなるのか・・。駅ナカといわれる昨今の華やかな風情と変わって実に上野駅1階はその昔の風情をたたえる。北への出発口としての哀愁というか・・。ここから何度山に旅立ったことか。もう大昔の急行「八甲田」(年がばれる)。急行「能登」しかも寝台つき(この事実を知る人は少ない)。夏はたっているだけで暑かった。たどりつくも駅のはて、15、16番線。

 「あけぼの」はその登場からものものしい。入線アナウンスの後、ゆっくりとしずしずと入ってくる。鉄道ファンやにわか鉄道ファンのフラッシュをあび、誇らしげにはいってくるのだ。
 ブルートレインです!

 さて、今回は上段しかとれなかったが、これもなかなかよかった。今回はザックもないし、駅で買ったワインを飲みながらくつろぐ。眠くなったらころんと寝る。おかげで日ごろの睡眠不足を解消した。青森駅には9:52。ゆうに12時間超なのだがまったく苦にならない。
 青森からはすぐに乗り継ぎ、弘前へ戻る。今回は弘前で津軽三味線を聞くのだ。

****************

 ところで、上野発の夜行列車降りた時から、青森駅は雪の中・・ではなく、まったく街なかには雪はない。遠望する津軽海峡は妙に明るいコバルトブルーだ。そもそも北に向かう列車のなかは無口どころか、レディスごろんとシート、というのだが、周囲はからは「只見線がどうの・・」とか意気投合した鉄女の会話、子鉄、といわれる鉄道がきんちょが走り回り、着いたらついたで撮り鉄(連結部を撮影する女子)、録り鉄(ディーゼルの音を録音している)、目が点・・。し、しかし鉄、でないわたしも見逃せないものが青森駅に・・それは・・

 青森駅の柱にくくりつけられている「りんご」・・。

 青森駅のホームにはそれぞれこんなりんごがくくりつけられている。(箱についているのだがなぜかそれがクライミングロープ)

なんだ!!!これは!!!各ホームに同じ位置にあるのだ。その下には手旗があり、「手品みたいな別の旗があるのか」、くくりつけられている箱には「下にひく」と書いてある。なんだろう・・。どうにも知りたくてあけぼのに連結されたディーゼル車の作業の、いかにも東北の人らしい、談笑している鉄道作業員のおっさんたちにおずおずと聞いたら、「それは電話なのよ」「でんわ!!?」おっさんはうれしそーにりんごに近寄り、リンゴの下、を引くとな、なんとりんごが上下ふたつにわれてなかからアイボリーのふるーいプッシュ式の電話が・・。「これはねー、鉄道でんわなんよー」にこにこと得意げだ。ひやー、おもしろいー。

 すっかり謎がとけてそそくさと弘前行きのホームに移動しました。しかし、新幹線使った旅ではこんなことわからないよねー。

******************

 さて、弘前では・・フレンチのランチ!実は弘前はフレンチ激戦区とか。そしてほとんどの店が「りんご」をとりいれたメニューを提供している。わたしたちもその計画の中にしっかりランチ、を組み込んだ。「シェ・アンジュ」は駅から徒歩で行けるしゃれたフレンチレストラン。ここのりんごのポタージュは絶品でした。クリーミーでりんごの甘さが不思議なマッチング。
おいしかったなあ・・。

 りんごのポタージュ

 乙女心をくすぐるかわいいデコ松ぼっくりがテーブルに。

 さて、お腹がいっぱいになったら弘前城へ。こちらも歩きでいくことに。なぜならその途中にはさまざまな見どころがあるからだ。弘前には古い教会が多い。また、洋風の歴史的建造物も。「空襲がなかったんじゃないの?」とは友人の言。

 日本キリスト教団弘前協会。日本最古のプロテスタント教会とか。

 青森銀行記念館

 途中、津軽塗のお店に立ち寄り、その行程がすごく沢山あることを教えてもらったり。
さて、いよいよ弘前城だ

****************
弘前城はさくらが有名。お堀にはなびらがいっぱい浮いている写真をみたことがある。
ここは敷地がとても広い。多くの平城が今は住宅がたってしまったりしているのが、弘前城址は軍が使用していたりすることもあり敷地が保存されたとは、散歩のおじいさんから聞いた。本丸がどこかわからず聞いたのだが、「本丸はここらいったい。あの小さいのは天守閣よ」と天守閣は小さいのだ。「ここでは松をみてほしいね」弘前城の松は200~300年の樹齢のものもあり、桜より自慢だと言っていた。

 日本一低いという天守閣。山城ではないしね。雪つりが芸術的。

 公園内はとても整備されている。そして岩木山がとても近い!

 弘前城からまたてくてくと歩いて駅方面に戻る。弘前はアップルパイやりんごを使ったペストリーが沢山売っているようなのだが、ただ歩いているだけでは遭遇しなくて、でもりんごのお菓子は押さえておきたく泊まるホテルでアップルケーキセットを頼んだ。

 「ベストウエスタンホテル」ラウンジのケーキセット。

さて腹ごしらえをしてからいよいよ津軽三味線ライブに突入!われわれが今回予約したのは「あいや」。駅近くに「山唄」という店もあるのだがここの分家みたいなところだとタクシーの運転手さんが言っていた。こじんまりとした店にはだれもまだいない。そうか・・今はオフだものな・・。写真のイメージで店内熱気で盛り上がるお客さんたち、というのを想像していたがもしか・・寂しいかも。。と心配していたがばらばらと来店客がきてほっとする。

3000円くらいの「じょんがら」セットを頼む。2ドリンクに郷土料理が何品かついているのだ。 
 ほたてのたまごとじみたいな「貝味噌焼き」。とろり旨い!

 地酒セット。名前が三味線ばちだよ。

やはり外せない地酒!わたしが選んだ三種は「つがるおとめ」「安東水軍」「田酒」!
ここでは「田酒」が一番おいしかった。お店の人に聞いたら、これが一番人気があるそう。
わたしの地酒コレクションが増えました。(「鶴齢」「立山」「浦霞」「鳳凰美田」「船中八策」「雪の茅舎」)田酒はまぼろしの酒といわれているらしい。

 ライブ風景。これが聞きたかったんだなあ。

 ひとしきり酔いも回ったところで津軽三味線第一人者の渋谷和生さんを中心に3人の奏者。そして民謡。みなさん、お店の人だった。なかでも若い女の子が声を張り上げて謡う津軽民謡は迫力で不覚にもその姿と声に涙ぐんでしまった。ばちをたたきつけるように激しく鳴らす津軽三味線は北の厳しい冬に立ち向かうかのようだ。

ライブのちはお隣のモロッコからきたかたとその方をご案内の弘前大の方と片言の英語で歓談。お二人とも数学の研究者とか。数学の苦手なわたしは一瞬あせるが通訳もしてもらい楽しいひとときだった。英語もっと出来るようになりたいなあ。モロッコへぜひ来てください!とシェイクハンドで見送る。モロッコかあ。。

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さて、2日目、きょうは五能線にのり、日本海沿いに秋田をめざす。お宿はあつみ温泉。朝は、これだよなあ、といわんばかりの横殴りの雪。

 ホテル部屋からの眺め。雪が積もった。

 朝食会場。このモーニングビュッフェが素晴らしかった。

 美しく並べられるお料理。

 ディナーか!!?

 弘前の宿はお友達がさるつてでとってくれた。補助が出るので私でも泊まれた次第だが、このホテルの快適さとモーニングビュッフェの充実は感涙ものだった。モーニングでは上品なお品とこれでもかというくらいの種類。モーニングだけだと2000円くらいなのだがお得感はあるのではないかな。写真のプレートは「十和田ガーリックポークソテー」とパスタ。そして絶品はフレンチトーストキャラメルソースかけ。うーん、弘前の地がそうするのか世界チェーンのこのホテルがそうなのか・・。美味しい・・(涙)お友達は「ゴールド農園のリンゴジュースを「生協で高いんだよ」と嬉しそうに飲んでいた。こういうときのために良いものを知っておく、必要なのかも。

 つらいことがあったら弘前のここにこようっと。と思いました。

さて、五能線。リゾートしらかみ、号。全席指定席だが、とったときは満席だったのになぜかガラガラ。ここから白神山地をぐるりとまわる。まず手始めには岩木山がす、すばらしい形で姿を現す。そう、朝吹雪だったのになぜかやみ、青空が広がっています。そして、な、なんと海越しに北海道の白い山並みがはるかに!!感動!遠くにきているなあ。

 私達ののった、リゾートしらかみ「橅」ぶな。

 津軽三味線の演奏がはじまる。

 演奏の途中にちょうどあわせたかように岩木山!

 これが冬の日本海だ!

 深浦、ここを境に雪の量も変わる。

 白神が真っ白でした。ちょっとみにくいかな。

 見どころではゆっくり走ってくれる。

白神山地・・思い出はある。10年以上も前か、増水した粕毛沢で100m流された・・。そのころはまだ世界遺産などではなかったが入山が厳しかった。青秋林道建設のなにやらでもめていた時期だった。せっかくきたから、と川底も見えない濁流の沢に遡行。滝も1つくらいしかない簡単なはず、の沢だった。徒渉法もよくしらなくてバックルをしたままで体がもちあがってしまったのだ。ぼろぼろだったけどそのとき山いっぱいに乱舞する蛍がクリスマスツリーみたいだったのを覚えている。

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さて、2日目のお宿は、JRあつみ温泉の「瀧の屋」湯治プランで7000円くらいだ。弘前から実は青春18きっぷで帰ることになっていて、当然1日で帰京できるわけもなく、途中どうせ泊まるのなら温泉がいい、けど、めいっぱい各駅停車に乗るのであまりJR駅から離れないほうがいい。ふんふん、と路線図を見ていてずばりJRの駅名に温泉がついている、あつみ温泉を選んだ次第。このあたりは山の帰りに通りすぎるだけ、とうのもある。開湯1000年だとか。

 秋田駅。乗り継ぎで昼食は横手やきそばを食べた。

 やった!秋田駅では地酒の試飲会。でもほしいのはなかった。

駅についたら、時雨れていた。こんなのひどいよ、といわんばかりの各駅停車の2分前にでてしまった路線バスをうらめしく思いながらタクシーに乗る。

「昔はずいぶん宿もあったんだよ」とのタクシーの運転手さんの話も途中で降りる1.5メータ。昔ながらの宿は作家の横光利一も滞在したところとか。古いながらぴかぴかに磨かれて気持ち良いし、いまどきか、仲居さんのおしゃべりも楽しい。次の間の姫鏡台、懐かしいというかレトロというか。お湯は透明で熱く、とても熱く、気持ち良い。

 ごちそう!いやいやいやいや・・

一人膳で出てきた御夕食はぶたしゃぶ、地魚ひらめみたいの、などなどなど。カニの姿も!(少し小さいがうれしいな)この値段だと少ないかもと頼んだ鯛の兜揚げは頭ごと良く揚っていて絶品だった。お酒は秋田駅で買ってきた「雪の茅舎」大吟醸。秋田ではこれが一番好き。
もちろん食事のごはんは「つや姫」できまり。

 あつみ温泉 大和屋「元禄餅」

あつみ温泉土産はこれ!宿のお菓子で出た(お宿に着くとお菓子が置いてあるって素晴らしい日本のおもてなし伝統だよね!入浴前に水分補給と血糖値上げるという意味があるらしいが、それはあとて気づいたことだと思う)お餅が大変においしかったので店の場所を聞いて買った。あつみ温泉バス停の前にお店。でっかい羽二重餅だ。これがうっとりするほど柔らかくおいしいのです。金沢の羽二重餅を3つくらいまとめて食べたい!と思ったことはありませんか?その願いをかなえてくれるのだ。10個750円。

 あつみ温泉駅前の日本海。他に駅前には、なにも、ない。

 まだまだ各駅停車。

あつみ温泉からは、酒田、新潟、長岡、水上、高崎、と乗り継ぎ、帰宅。それでも20時過ぎには帰宅。日本て、狭いというか、だけど、天気がこんなに場所で違うのもすごいことなのではないか?今回思ったのはこのことだった。なんと、雪が一番多かったのは馴染みのある土合駅周辺だったのには苦笑。(だけれどその一週間後青森あたりでは大雪だったと思う)

念願の「あけぼの」に乗り、「津軽三味線」を聞き、さまざまに駅を通り過ぎ、外国の方や地元の方との出会いもありひさびさに「旅」っていう感じの中身の濃い3日間でした。特に弘前は建物など見たり、桜見など再び訪れてみたい場所です。

今回のような思い出って、インスパイアさ、れるなにかになったり、忘れた頃になにかが繋がったりするもの。大切にしたいですね。

(長い文章!おつきあいありがとうございました!)


北アルプス 燕岳 (2013.10.28~29)

 最近ガイド試験を受けていて(照)、日ごろの仕事も忙しく自分の山!ていうのがあんまりなくていかんなー、と思っていました。今年の年休はまだ0.5日しかとってないし、土日で小諸で救急法のガイド義務講習があるのにひっかけてかねてから行ってみたかった燕岳、じつは燕山荘に行ったというのが正しいですが行ってきました。
 台風が過ぎた直後の素晴らしい眺めでしたよ!

 小諸から松本へ。はじめてしなの鉄道に乗り、安い民宿に泊まり、夜は炉辺庄屋でごはん、朝に備えます。(ん?)
 大糸線で穂高駅へ。平日で乗客がほとんどいない中房温泉行のバスに乗りました。今日は燕山荘どまりだし、プレッシャーはないし、休養みたいな気分です。しかもすいている!登山者は数人しかいません。

  合戦尾根途中の水場。10mくらい下がったところに小さい流れがありました。

 途中からは槍ヶ岳の眺めがどーん、と出てきたり、一人だし、すいているので秋の山を堪能しながら登ります。すでに紅葉は1500mくらいがさかりですから終わっていますが、ちょうど落葉松が黄金色でした。

 いつもは通過地点の燕山荘が気が緩んでいるのか遠く感じ下から見るとまるで要塞のよう・・でも13:00ごろには到着し、さっそく燕岳の山頂をめざします。よく考えると初山頂か!
 台風一過のすばらしい天気です。

 山頂からです。立山、後立山が白い。

 すでに初冠雪はあるのですがすっかり溶けている。けれど立山は真っ白。山頂からは南アルプス、八ヶ岳、浅間山、黒姫山などなどすごい展望。山頂には誰もいない。地図を出して眺めを楽しみます。そしてまた奇岩の林立する道をてくてく山荘にもどりました。

 山荘窓からの眺め。

今回の大目的は燕山荘。実はこの山小屋は2008年くらいには泊まってみたい山小屋(山と渓谷)第一位のところ。かねてから山女子の人気の小屋でもあり気になる場所でした。その雰囲気を楽しむためにもどうしてもすいている時期に来たかったし、このルートはちょうど冬のために練習にもなるかと思っていたのです。

 談話室。図書がきれいにならべてあります。

 一言でいうと・・燕山荘のよさはいわゆる、ホスピタリティでしょうか。スリッパは来る人の人数だけそのときにさっと並べられ、明け放しのドアをちょこっと閉めただけで「杉坂さま、ありがとうございます」と名前で御礼を言われ・・。寝室も出来うる限り快適を考えてあるかんじです。
 夕焼け。

 ひとつのボックスは3人仕様だが、小さな蛍光灯やカーテンもついていて寝台寝台車みたい。そして小さな窓がついている。昔バイトしていたスキー場のペンションの屋根裏部屋を思い出した。
 小部屋の窓からこんなかんじで北アルプスが見える。

 おいしくごはんをいただき、ひごろの疲れもあるのか星もみないで爆睡してしまいました。

 朝。喫茶室から。

 翌日の朝もすばらしい日の出です。これがサンルームからばっちりみえます。モーニングコーヒーをのみながら光と雲の刻々とかわる様をじっくり見ました。テントだと寒くてこうはいかないなあ。ふと、今やっているターナー展、まだみてないけど画家の彼が「わたしは風と雲から学んでいる」と言っているのを思い出した。

 喫茶室、朝の光のなか。

 さて、あと下るだけももったいなく、大天井のほうへ往復、とも考えたが風邪ぎみだしおとなしく下山することに。
  合戦小屋のまえのポリバケツの中の氷。

 またまた静かな合戦小屋ではだれもいないテーブルでかさかさと落ち葉が落ちる音を聞いていた。すぐ、冬が来る。

 合戦小屋。夏の喧噪ははるか彼方。

 今回はあんまり冬の練習にはならなかったけれど、すこし高いところを歩けたということでよかった。小屋は11月24日までやっているのでできたらもう一度行きたいなあ。

篭ノ登山(浅間)(2013.8.11)

昨年、ひょんなことからお近づきになったパタゴニア勤務のMさんから山の誘いがきた!日程があったので先延ばしもすまい、と速攻約束。彼女がお気に入りという浅間山方面、篭ノ登山へ! 

 登山口の佐久平へは千曲バスが新宿から直通を出していてな、なんと2500円なのだが、お盆だし混むのもいかがなものかと贅沢に往復新幹線。佐久平までって東京駅から1時間ちょっとの近さなんですね。もっと注目してもいいかも。ここから1時間、季節限定のバスに乗り高峰高原へ。この時期に数人しか乗客がいないのはうーん季節運行もしかたないか。

 ランプの宿という高峰温泉の宿わきから登山を開始。しかし・・すいている。すきすぎている。登山は今またブームで山ガールとか山ボーイで有名ところは混雑しているらしいが、ここは・・。静かだ。

 高峰高原バス終点。地味。

いかにも浅間山の周辺山域らしくすぐに溶岩いしころの道になるのだが高度はわりと素直に稼げるかんじ。ほどなく水の塔山。行く手の稜線がでっかくみえてちょっと気がひきしまるが実際ははかどるかんじだ。あちらこちらにまつむし草、ヤナギラン、お花がいっぱいでうれしい。最近ずっと通う奥多摩は鹿による被害でほとんどお花はない。このことに心が痛んで、夏の奥多摩の静寂にお花、というのがほんとうに好きだったので気持ちのストレスになっていたことにここにきて気づく。

お花は癒しなのだ。

 東篭ノ登山。ガレの山のようにみえるがお花はいっぱい。
 
東篭ノ登山からはわずかに浅間山。北アルプスも見えるらしい。しかし、ここはさえぎるものなく炎天下で暑い。本当はもっと涼しいのかなあ。
はるかに池の平湿原が見える。プチ尾瀬だそうだ。

ずっと下るが、この林がまたよい樹相。野生のカラマツが低く生えていて珍しい。風が強いのか曲がっている。こんな力強いカラマツは初めて。

はたして池の平湿原入口駐車場もあるのだかこれまたすいている。穴場だ。時間がないので湿原の木道歩きはせず、見晴岳まで歩く。これがまたお花パレードですてきだった。
 湿原を上からみる。

スキー場を横切り、地蔵峠へ。

 名物ソフトクリ―ム。もおいしく有名だが、ここ分水嶺だそう。

 友人おすすめのソフトクリームの店へ。なんと組み合わせで50種類くらいある。番号でいうとおじさんが迷わずつくってくれる。全部おぼえているのか・・。わたしはバニラとブルーベリーの2色。ブルーベリーは果汁たっぷり。バニラはまろやか。近くに牧場があるそうで・・。
大満足でふたたびバスへ。

今回これほど静かでお花がいっぱいあって眺めもよくてとても充実の1日でした。まだまだコースがとれるこのエリア、絶対注目です!

次は浅間前衛の鋸岳からの縦走だ!

奥多摩倉沢谷キャンプ (2013.7.6~7.7)

 職場の友人が、どうしても焚火をしたい、という。昨年からずっと言われていて調整がつかなかったのだが、今年日程が急にあい、なら早い方がよかろうと急きょキャンプに出かけた。

焚火だけが目的ということはいままでほとんどなくて、おおかた沢登に付随する贅沢なお楽しみ、なわけだが、今回焚火が目的とあらば失敗は許されない!!

ということで焚きつけようのベニヤ廃材をたずさえてのおでかけ。友人は彼氏と一緒だ。

場所は秘密の倉沢谷某所。ここは人もあまり来なくて良い場所。けどちと暗いかな。

友人の彼はイギリス人。大宴会をはらなくてもシンプルイズベストの典型のような人。ささやかにでも贅沢な焚火を楽しみました。



 朝もすがすがしく、夕立もなかった。なんとこの夜友人はプロポーズされたそう!うれしい報告を朝のコーヒータイムに受けてわたしも大変なうれしさです。よかったねえ。

 森は深い。

しばし、一人憩う。静かな夏の生命が息づく。川面のあめんぼ、羽虫が光に乱舞する。揺れる水の光。青い苔。生きていることを自分もかみしめた、貴重な時間でした。おふたり幸せに!

神室山(新庄)(2013.6.29~6.30)

 仕事が大変いそがしくなってしまい、山へのモチベーションに影響がある今年。毎日12時間以上は働いてることが多く、このままではまずい、と友人に約束をとりつけ鞭打つ感じで出かける。
 いつか行こうと思っているだけではだめ。そう、往年のあこがれの場所、新庄神室へ行くんだ!行くぞ今!胸きゅんとなる寝台、あけぼのでのアプローチで・・。

  上野発夜行列車寝台特急「あけぼの」青森行き

 寝台特急、さぞかし高いだろうとおもいきや、「ごろんとシート」なるものがあり3000円ちょっとで乗れるのだ。(特急料金込み)レディスシートもある。シーツがないだけの2段寝台で旅情は盛り上がります!

 新庄駅。新庄祭りの山車が展示してある。東北の祭りいいね!

余目、新庄と乗り継ぎ、横堀駅へ。
 

 ここで乗合バスかわりのタクシーに乗り、登山口近くへ。早くきているがバスの時刻にならないと発車しない。安い。300円くらいだったかな。
 登山口からは林道を行く。
 私達は尾根コースから避難小屋泊、沢コースを周遊することに。きっちり前神室からアプローチする。ここらあたりが友人、やっぱなこちらがいいと言うか。正統派なのである。

 なんとなく剣の早月尾根の下部を思わせる登り。上部にはミニ雪もでる。カタクリが群生していた。春の花が案外咲いている。

 山深いかんじ。

前神室手前で雨がくる。ひさびさに雨の中の行動となる。暖かい雨で手がぜんぜん冷えなかったのが妙に感じた。ずぶ濡れで避難小屋に到着。最近再建され、非常にきれい。中では宴会が2パーティほど行われ片隅にいさせてもらう。水場は雪渓の下とかで急らしく、御親切にも1リットルいただいてしまい、汲みにいかずにすんだ。晴れた小屋からは鳥海山も見える!

 小屋前から。滝雲が流れる。幻想的で皆が見入る。

 翌日は早めにでる。既に山頂は踏んではいるが帰路のこともあり。朝の風景がすばらしかった。コバイケイソウが群落。夏のはじまり。短い北の、夏。標高は1365mなのにアルプス的風景。

 西の又沢をめざす。素晴らしい風景だ。

 大きな雪渓。この下が西の又沢となる。

 予想外に大きな雪渓がでてきた。このきわも水場となっている。尾根に上がる個所には赤布もないので地図を読んでいた方がよい。このまま下りそうになることだ。通常登山でもしっかり2万5千図を見たいと思う。

 下部ぶなの林。

 降り立つ林はぶな。同行の友人も言っていたが、清浄で命の洗濯ができるね。そう清らかな森だった。下草刈りのおじさんが神室は林がいいから水が濁らない、と言っていた。神聖ささえかんじる森だった。帰ってから、おやつの袋にタクシーをまっているところで入ったのか、大きな蟻が紛れ込んでいた。あれれ、と思ってしばらくしてまた見たら同じくまぎれて入ったブナの実の殻のなかにしがみつくようにしている。ごめんね。気が付かなくて。こんな中に、ふるさとのブナの実の殻にしがみついて切なかった。

よかった。行ってほんとうによかった。積年の憧れの地。本当は残雪期に行きたいのだが、なるほどちょっと大変かもしれない。実働は1日だけだったが中身の濃さからか非常に満足充実した。

 来年は虎毛だ!

白馬みねかたスキー場~富士見パノラマスキー場(2013.1.27)

 少し日にちがたってしまいましたが、1月12日~14日はとても充実していた3日間でした。初日の12日は杉坂ガイドとシャルマン火打、翌日は栂池でBCスキーの杉坂ガイドと離れてずっとずっと前から気になっていた白馬みねかたスキー場上の歩くスキーコースへ。そして翌日は電車に乗り、富士見パノラマスキー場上でビーコン練習。盛りだくさんに、そしてまるで自分的ロードの3日間。
 まず、白馬みねかたスキー場ですが、このスキー場トップからの歩くスキーコースは後立山連峰が屏風のように聳えて好天にも恵まれてそれはそれは素晴らしかったです。
 駅まで迎えにきてもらい、オープン前に到着。その後クロワッサンとコーヒーをいただく。素朴な雰囲気です。とってもとってもアットホームで華やかなスキー場よりこんなところが好き。

 歩くスキーコースにはところどころナンバーが張り付けてあるが、いまいちよくわからないところも・・。

 展望ポイントからの後立山!そして写真をうまくとれなかったが反対側には戸隠方面がしぶーく鎮座。素晴らしすぎる!

 実はいまいちルートマップがわからなくて予定通りすべてはこなせなかった(というよりスキーもしたかった)が展望に大満足。スノーシューで歩いている人がほとんどでした。あとはほんとうにすいているスキー場でたっぷりスキーをしてまた駅まで送ってもらった。アットホームだからすっかり顔も覚えられてしまいました。

 その日、松本に泊、ところが朝は予報通りとはいえ物凄く雪が降っている。このまま帰ろうかどうしようかかなり迷ってとりあえず松本駅のスターバックスコーヒーへ。がらすきのスタバでスキーやらなんやらかつぎ込むとまるで外国に遠征に来ているようなかんじ。そう、スキーバムになったような・・。

現実は中央線の各駅停車。富士見駅直前までこの大雪で帰れなくなることを危惧したが、思い切って降りる。無料送迎バスに乗り込み到着。いやはやすごい雪で、いつもビーコン練習をする湿原は視界も悪い。根性を出してスキーも絡めたビーコンチェック。それにしてもいつも練習は好天のときしかやらないからこの土砂雪のときにどうなるか勉強になった。まずビーコンの画面はすぐ雪でみえない、雪面においたスキーはすぐどこに置いたかわからなくなる。ザックをあけたとたんに雪がばんばんザックに入る。しかも湿雪でヤッケも濡れた。思うに、埋没者も自分の体温で周囲の雪が溶けかなり濡れるのではないか・・。などなど。
 湿原の様子。寒冷前線の雪にかわったのかな、というかんじがなんとなくわかった。時間で雪質が変わるので。

帰りの電車が心配で2時間余りで下山にかかる。びっくりの富士見パノラマパウダーで、でも喜んだのははじめだけ、視界不良と雪の重さにひいこら降りました。

帰路は30分遅れでもなんとか帰宅。帰り道に高尾駅前「多摩の里」(京王線方面出口まえのそば処)でいただいた鍋焼きうどんと浦霞がしみた。

今回、火打から大糸線沿いに南下、ホーム?の富士見でやることもきっちり終えて大満足。まだまだ課題はたっくさんあるのですが・・。


新潟 高坪山(2013.1.6)

今年の登り初め、新潟県の高坪山(571m)へ行ってきました。場所は飯豊連峰の横、日本海側です。この計画は私がお世話になっている某山岳会がいつも新年会をかねて新潟近辺の低山をラッセルのち、新潟市内で新年会のちムーンライトえちごで帰る、という恒例行事。みなさんはきちり年末年始の山をこなされ、どっちかというと青春18切符の消化戦というかんじなんですが、これくらいなら参加できるかー、とおねがいしているものでした。

行きもムーンライトえちごでのアプローチ。新宿駅に入っている列車にはくちひげみたいに雪がついている。さむーいところからきたっていうかんじです。(ちっかのブログ参照)
さて、JR坂町駅で下車まだ暗いので駅の待合室で時間まち。明るくなったところで歩き初めます。雪がちらついている。林道をてくてくと歩き、途中からわかんを装着。以外なのが雪が案外乾いていること。歩き初めの標高は20mなのだが・・。おととしにこの近くの葡萄山地に行ったとき日本海の湿気をたっぷり含んだ雪に徹底的にやられたので覚悟してきたのだが、歩くたびに小さく雪が舞うほどに乾いている。

ちょうど周回できるので虚空蔵ルートから。せっかくきているのでトレースがないほうを選択。時折ふきだまりで太ももくらいにはなるがおおむね膝くらいのもぐり程度。次第に晴れ間がでてきて心明るくなる。

 たおやかで明るい雰囲気。

 ラッセルする人に追いついていけない・・。情けない・・。

稜線に出ると広くたいらなかんじで天気が悪いとちょっと心配だったが、ルートにはわずかに赤テープが巻いてありだいたい大丈夫。

 飯豊連峰が近い!感動!北股岳も品のある形ではっきりわかった。

飯豊展望台というのがありにわかに雲が晴れて堂々とその姿を現す。厳冬期の飯豊の姿を見ることができて大感動。これはここだけで、ルートを回り込むので山頂からはもう見えない。

 明るくすがすがしいブナの林が続く。気持ち良い。

 山頂。鐘もあった。日本海が見える。穏やかな海。

この山は里山でとったルートの登りは90分だが、山頂までは4時間ほどもかかった。下りは登山口まで30分くらい。あっというま。

くだりにとったルートはほぼこちらがメインルートのようですでに弾丸道路になっていた。振出しに戻るとあとはひたすら林道から市街地をめざしとことことことこあるく。振り返ると結構でかい山だと感じられる。それにしてもずいぶん雪が乾いていてびっくりだった。今年の雪は山雪型なのかな。

その後は電車を乗り継ぎ新潟へ。お風呂も調べていたがこの沿線あんまりなくて市内の銭湯は歩いて7分・・。お風呂提案は却下されお風呂はなし・・。気を取り直し着替えをして新潟地酒の店「越後番屋酒場」(新潟駅前東急イン1F)へ。おびただしい、地酒と趣向をこらした店内にはこたつの部屋も。かんずり鍋であったまりました。帰るときには背中に火打石までやってくれた。
 余興タイムには佐渡おけさも踊ってくれるお店のお兄さん。

 その後に行ったサイゼリヤのドリンクバーでコーヒーを飲みすぎ一睡もできないムーンライトで朝の帰還。

豪雪地帯の低山は時として予期せぬ楽しさを提供してくれます。高坪山も花のシーズンには地元の散歩道として多くの人を迎えるのでしょう。ところどころにテンバ適地があり、日本海の漁火を見ながら雪見酒やりたいー、なんておもったりしました。さて今年はどんな山に行こうか!!!(とりあえず次の興味は五日町からの六万騎山です。)


八ヶ岳chikkaの巻(2013.1.1)

 あけましておめでとうございます。昨年中はいろいろな皆様にお世話になりました。この場をかりて御礼を申し上げます。また、本年もどうぞよろしくおねがいします。

さて、今年最初のちっかのコーナーは・・?!12月30~31日で行った北八ヶ岳の巻。ガイドの報告では大変すばらしい展望と天気に恵まれたようですが、直後に行ったわたしの北八つは暖気のあとの寒冷前線通過による急冷により、びしょびしょ→カチカチに凍る、の絵に描いたような辛い状況になってしまいました。

最近雪山の単独行ってしてないな・・。と復帰第一弾(いつも復帰してるが・・)に手ごろな気持ちで行ける北八ヶ岳天狗岳を黒百合ヒュッテ幕営で行こうとたくらんだのですがその顛末は・・。ながーい報告の始まりはじまり・・。

青春18きっぷを使って朝発。茅野駅に着いたらなんと・・あ、あ、あ、雨が降ってるではないか!えー、かんべんして、と思いつつ渋の湯行きのバスに乗り込む。年末とあってそこそこの乗車率だ。雨は途中から霙に変わり渋の湯ではようやく雪。ちょっとほっとする。このルートは過去何回かひとりで来ているし不安はない。急な登りを行くとひさびさの全装備が月60時間の残業続きの身にこたえるがちびちびと登る。しかし、なんという湿雪だ。雪は団子になるし、体は汗もかいて暑い。体に降る雪がたちどころに溶けていく。上越にいるみたいだ。今回実は直前に購入したマウンテンハードウエアの新素材「DRY.Q」採用の「ドライステインパンツ」をはいている。ゴアテックスみたいな素材だが、このときの体感として「下半身だけ涼しい」。上半身は使い込んだ?やはりマウンテンハードウエアのゴアテックス素材なのだか蒸れているからか「あったかい」のだ。このときはそんなことしか考えなかった。
 途中、ふと栂かしらびそか、木の匂いがする。あ、と思うが瞬間異様なかんじがした。大体厳冬期雪山は匂いのない世界なのに。気温が高いのだ。
 黒百合ヒュッテに着く前あたりから風が強くなってくる。予報では天狗岳での風速は20m前後になっていたからさほどは驚かない。とにかく、とにかく山へ行く。これが今回の目的だから敗退でもいいのだ。テント場にはすでに数張り張られているが風が強いので場所をじっくり吟味。どうも最近はやりなのか冬でも「複数人でもソロテント」よろしくオートキャンプ場みたいに整列されたテントなどあり時代を感じた。冬ひとりテントは寒いのにな、と思う。
今回はこっそり雪質観察などやりたいこともあったので少し離れた場所に吹き溜まりを切り崩して壁をつくってテントを張る。とにかく雪がしめっぽい。上越なら必携するタワシももってこなかった(八ヶ岳の雪は乾雪だからタワシいらない)のでザックに雪がべったりついてしこたまテントに雪が入ってしまった。

靴のままテントに入りとにかく風をよける。あらためてウエアがおびただしく濡れているのが自覚された。まず火をたいて暖をとるが素手でいられるのがやはり気温が高いなと思う。これだけ濡れることを予想していたらウエアの選択を変えていたのに、と思う。濡れても保温性が高いウール率をあげ、防寒着にはウールのセーターを入れ、いざとなったらそれを素肌にも着る計算をする。シェルは雨具で防水を期す。しかし今回自然素材はウールのインナー手袋のみ。あと濡れたら最後のダウンジャケット。これだってわかっていれば化繊綿にした。なので極力ダウンは濡らさないよう寝る間際に着用すべしと着ないでがまん。
ところが濡れ鼠は上半身だけなのだ。新品のDRY.Qのオーバーパンツをはき、新品のこれもはやりマウンテンハードウエアの「ストレッチサーマルタイツ」をはいている下半身はほとんど濡れていない!!!!うーん。へたっていたタイツも今年は思い切って買い換えたからな・・。

風が強い。雪も降っているがいつもと違うのは吹き溜まらないこと。掘り下げているから吹き溜まりテントが押され、除雪は朝までに最低2回はあるだろうと思っていたが、雪が湿雪で粉砕しないのかみっちりと入ってこない。これもいつもと違うかんじ。
とにかく山鳴りのような風の音を聞きながらながーい夜は更けていきました。
 
軽量化のためにチタンのコップ一個の食器を前に濡れて震える私。(写ってはいません)ちなみに黒百合ヒュッテでテント泊者に今水の供給はありません。雪から作る。

やることもないので19時には就寝。このときはまだ天狗には予定通り行くつもりでいた。上半身は濡れ濡れだが幸い下半身は濡れてないからなんと足が冷たくない。これほど違うものか。テントで足は冷たくなるものと決まっていたのに。もちろん昼間ヒュッテ前では0℃だったからかなり気温は高いのだ。
と・・。思っていたが、なんか夜半ちりちりと寒い。なんだかわたしも若くないんだなあ・・。と思っていたらなんとエアマットがへたれている。・・そういえば秋に地獄谷キャンプでやっちゃいけないと思いつつ外にマットだしてたき火のわきで寝ていたからな・・小さい穴が開いていたんだ。トホホな気分で起きだして「ぷー」とふくらます。

さて朝だ。天気は曇り。なんだかな、と思って起き、ヤッケをみるとぱりぱりに凍り、一枚のするめいかみたいになっている。うう・・。これ着て稜線ってなあ。体温できっと溶けてそこに風が吹き付けて・・。凍死も夢じゃないか・・。濡れ→冷えの典型パターンもいいとこだな・・。もう帰ろうかなあ。とバスの時間を気にしながらテントについた氷を取っていたらとおりすがりのご婦人が声をかけてきた。言葉を交わすうちに濡れたことを言うと「あら、黒百合ヒュッテで200円で休憩して中の薪ストーブで乾かしたら?きっとやる気が出てくる。山行を続けようという気持ちになるわよ!わたしたちも昨日そうしたの」と強く強く勧められる。ふーん、200円で中に入れるのか、ものはためし、と行ってみる。

「良識ある範囲で休憩してください。(時間的に)」と釘をさされ、さっそく薪ストーブに。おおー、乾くわー。やる気がでる、よくわかってるなあ、と先ほどのご婦人のお言葉を思い起こす。山やるひとの気持ちをよくわかってるなあ・・。と何回も思い出す。
しかしすでに天狗に行くには時間がぎりぎりだ。この状況であわただしく動きたくないがこれで帰るのももったいない。すこしでも山に浸っていたいと思いまだ行ったことがない高見石方面に散策に出ることに。小屋の人に予定変更を告げ、ぽくぽく歩きだす。なかなか良い道だ。静か。ナルニア国の冬みたいなこんな雰囲気が好き。

 中山峠

 中山展望台前で帰る。わずかの時間視界が開けた。

さて、テンバに一投足で帰り、わずかの時間に雪質観察。積雪1mのうち下部に硬いざらめ層としもざらめがミルフィーユよろしくたくさん層になっている。しかし寒くていられない。外気温はー14℃。昨日到着時は0℃だったのに。

早々に帰ることにする。撤収時にはとどめ、お決まりの「テントが凍って袋にはいらない。ついでにポールも凍りついて抜けない」ああーー。やっぱりでかいごみ袋をもってくるべきだったんや・・。ポールはお湯を少したらして(なぜか背徳な気分)抜く。無理やりテントを押し込みぶかっこうに膨らんだザックをフラフラしながら担ぎ、一路渋の湯に向かう。
 もうすぐ渋の湯というところでしみじみ休憩。

すいていた渋の湯は貸し切り。生き返る。そして時間はぴったり、西穂から帰る杉坂ガイドに茅野で拾ってもらい、ことの顛末をしゃべくりまくり帰る私でした。

今回の反省。想定外が起こるのが山。八ヶ岳だからこれしかない、ってのはないのだなあ。あと天狗岳の予想気温が思ったより高い、そこまではいいとしてその先の想像力に欠けていた。普通この時期なら黒百合ヒュッテで-16℃はあるのだから。一週間予報を見続けていてなにも深く考えなかったなあ。今回200円で薪ストーブにあたれたのは本当によかった。乾かさなくても即下山していればあの距離なら消耗はしたろうが行動し続ければなんとかなった。けれどこれが長い縦走途中だったら・・・稜線で風に吹かれたら・・頭ではわかっていた冬に濡れる怖さを実感した。濡れは絶対に禁物。
テントではガスをものすごく使った。やはり厳冬期はMARかなあ。

帰った今日、反動でふわふわしている。まだ少し寒い低体温症ぎみにはなっているのかもしれません。

今年はどんな年になるのでしょう???先が思いやられますが、今年もよろしくお願い申し上げます。

 マウンテンハードウエア DRY.Q 。
これ・・!いいです!命を救う一枚か・・!!



岩殿山!(2012.11.17)

 1年ぶりのちっかのコーナーです。PCの環境変化、忙しさで更新ままならず。ブログのほうはちびちび更新していましたが・・。さて心を入れ替えて更新がんばるぞー。

さて復帰第一弾は11月11日に行った中央線沿線の岩殿山です。いつも車窓からみるたびにあの先はどうなっているのだろう・・と気になってました。ちょっとした機会あっていまだ!ってかんじで行ってきました。
  

なにしろアプローチは大月駅から歩きだし、一番近い登山口までは20分ほど。北側の登山口から入る予定が資料館経由でのんびりと・・。この資料館からも富士山が素敵に見えます。桜の木が結構あってお花見もいいかも。

また下って戻りも少し遠い登山口から入ります。この入口はエアリアマップの位置関係よりもちょっと先かな。あれ、ないなあ、という感じで歩いたところにすごく地味に入口があります。
 


途中兵がひそんだというおおきな洞窟もあり面白い。山頂まではほどないかんじ。周辺には馬場のようなものや歴史的遺構があって興味深い。岩殿山は小山田氏の居城で武田を裏切ったとされるがそのことで城下は戦火の災害から免れたということで地元では好意的にとらえられているみたいです。で、山頂直下がよくみる岩壁のようだ。この岩は外目スラブのようだが荒い礫がはいっていて大変もろい。大学生のサークル仲間みたいなひとたちがのんびりくつろいで青春してました。

高尾山とかよりだんぜんすいていてなかなかよいです。実は穴場か?


そして、鎖場もあるがしっかりしているので大丈夫だが高所恐怖症の人はちっとこわいかな。

そのあとも電車からはみえない兜岩、稚児落としなど岩壁をぐるりとみながらのハイキングでところどころ「いまどきこんなところ柵をたてるだろうなあ」と思うようなところもある。一歩まちがえるとまっさかさまのところも・・。写真で岩と木々のはざまの稜線に道があります。最後ひろびろと道志の山の眺めて下りにかかりました。


下山も大月にとるがこれでちょうどよい行程だった。セーメーバンのほうにもつながるのだが案外時間がかかりそうだ。駅までの途中でなんとかのかんとか杉というのがあって地元の人に「あの木だよ」と教わり見に行ったらすごい藪漕ぎとなりみつからず・・。しかも下るときに泣きそうなザレ場のくだりになってしまい、どんなときでも補助ロープは必要だと思いました。
さて・・この日のメイン報告したいことは実は山ではない!大月駅前の「桔梗信玄餅直営店 水琴茶堂」大月駅を出て左側のみなさまおなじみ桔梗信玄餅店の上です。

ここでほうとうを食べたが食事をする人はミニサラダバーがついていて、新鮮な野菜しかもちっとひと手間かけた茄子とかあってうれしい。

そしてそして「黒糖ラムネ」!これは絶品でした。さすが信玄餅の黒蜜を扱うだけあって味のバランスがすばらしいのです。

あと、信玄餅ソフトクリームなど、もう目がハートマークに・・。結局全部は食べられないので「信玄餅プリン」や「信玄餅ロール」は買って帰りました。

ああ・・大月にすぐまた行きたい・・。悶々と恋い焦がれるわたしに朗報が。八王子の新しくできた駅ビルになんと桔梗屋が入っており、黒糖ラムネも一本170円で売っているのです。
これは確認したけどやっぱり山の帰りにごくごく飲むのかうれしいのかな、と買うのはやめました。

みなさん!大月の岩殿山の帰りにはぜひ桔梗信玄餅の水琴茶堂へ!ほうとうもおいしかったですよ。結局・・復活第一弾もこんなかんじかー。

忍野八海

11月5日の土曜日、ウオーキングをしよう、という話がもちあがりさてまたどこへやら・・斜度があるところしか知らないなあ、というところで忍野八海がよいらしいとの情報で行ってまいりました。

アプローチは自由席は乗車券でも乗れるホリデー快速河口湖号。一応シーズンを考えて指定席をとりました。自由席は満席だ!富士吉田あらため富士山駅からバスに乗り内野というバス停下車。まずハリモミの純林とやらを見ます。



す、すばらしい紅葉ではないか。この道は山中湖へ続く道です。ハリモミというよりそれに混じる潅木の紅葉か。

てくてくと歩きます。



おおー、富士山だ。この日は曇りなんですが一日そのシルエットは見えまして、ラッキー。この富士山、場所によって近さが変わるんだな。



着いた。忍野八海。ウオーキング道はぜんぜん人がいなかったが、このあたりから観光地然としてくる。水路の風情がいいねえ。日本の原風景、文部省唱歌の世界。



たしかに、ちいさいきれいな池があちらこちらに。こんこんと水がわいている。なぜか必ず魚がいる。この水車小屋はお蕎麦屋さんのもの。



みやげ物屋さんで聞いて入った蕎麦の「池本」さきほどの水車小屋で蕎麦をひいているのだ。8割蕎麦だが、ボリュームもあってコシもあり、ほんとうにおいしかった。3回くらいですくいおわってしまう蕎麦とはちがうのだ。それがうれしいねえ。



ひきつづき歩く。このあたり・・玄関の上におふとんみたいな飾りがででーんと飾られている。うーんこれは、ふ、富士山か!!家によってちがういのだが、赤だったり。最初座布団が干してあるのかとおもった。しかも、ものによっては子富士みたいなちいさいのもぶらさがっていたり・・富士山信仰の富士講というのがあるのは知っているが、これははじめてみたなあ。



しめ、は鐘山の滝。バスの時間を気にしながら見に行きました。道沿いなんですがこんなにすばらしい紅葉と滝で感激。ここへ至る道も舗装道路がわきにみえるのですが、とても静かな平らな良い道でした。

しかし!完璧かと思われた今回ですが、なんとバスが渋滞で遅れ、ぎりぎりの乗り換え時間にまったく間に合わず帰路のホリデー快速を逃すのでした。バスと電車の接続5分って、この観光地において無謀だ。みなさん気をつけましょう。指定券はバスの遅延証明までとりましたが、払い戻しなし。とほほ。

今回、初めての忍野八海、とてもよいところでした。たしかにメインの場所は人も多いのですが、なにしろこんな富士山が近い!富士山の山頂付近の山襞がみえるほど。登りたくなってしまう。富士山ファンになることうけあいの至近距離。ルートを考えればもう少し山道も歩けるし、ウオーキングのバリエーションもまだまだありそう。そしてなにより、最近とっても疲れていたのですが、帰ってから不思議と元気。やっぱりパワースポットなのかなあ。また疲れたら行ってみてためしてみよう・・。なんて考えてしまいました。


安倍奥の山旅報告!

ついに!ちっかのコーナーが復活しました!!家主の杉ガイドは戦々兢々か!?復活第一弾は10月9日~10日で行ってきた南アルプス南部の「安倍奥」の山です。

そもそも、「山伏(やんぶし)」などという山の名前は知らなかった・・杉ガイドのお客様からその名を聞いたとき、胸騒ぎ・・?なんとなくマイナーなイメージにそそられ速攻の計画。アプローチは静岡、というのもいかったなあ。コースはJR静岡駅から一路バスで約2時間。梅ヶ島温泉からです。最近の「岳人」にも実はこの付近が掲載され、混雑も予想されましたが、幕営の安倍峠は静かそのものでした。そこまでの沢沿いの道はせせらぎの中の道でしたが、台風でちょっと荒れていて残念。峠の近くの水場はちょっと遠くて、もどって水汲みしました。ここは甲斐と駿府の金の貿易路でもあります。

翌日は長丁場とういうことで6時出発。八絋嶺(はっこうれい)を目指します。ここはちょっとうっそうとしていて展望はあんまりでした。


ルートは梅ヶ島温泉からぐるりと回るかんじです。紅葉にはまだ早い秋の山、さほど人にも会わず静か静か。ちいさなアップダウンを繰り返して大谷嶺へ。この稜線は安倍奥の山と南アルプスの山に囲まれて山、山、山の雰囲気。まさに安倍川の源流の山々。幸せ。
 山の奥にまた山。安倍川を囲むように山が重なる風景に感動しました。

一部崩壊地などもあるのですが、次の大谷嶺へ。ここは広くて展望もすばらしい!なんと間近に赤石、聖、遠くに北岳。南側からの眺めは珍しく、興奮します。
 大谷嶺から赤石、聖方面。

と、目を向ければ行く手には山伏が。
 大谷崩れという名所が険しい地形となる稜線の風景。向こうの平な山が山伏です。

ここからはまさに安倍奥の稜線歩きだろうか。険しくない路を行く。果たして、山伏はたおやかな山頂に湿原をしたがえ、なんともやさしい風情のところだった。と、ここでカメラかわりにしていた携帯が不調に!!!

バスの時間が迫り、携帯の復帰に時間を費やすこともできず、山頂の滞在は5分弱。西日影沢の登山道を目指すが、これが悪い悪い。ザレの急路あげくに徒渉地点の橋は3つ流され、最後は飛び石に・・道も不明瞭ですわ最終バスか!!と焦るシーンも。大木が根こそぎ倒れていたり、台風の影響が甚だしい。「岳人」には沢沿いの緑濃き道、とあったのにそんな感じはまったくしない。

ついに行動時間は11時間を越え、最後の林道歩きは安倍川沿いの乾いた、まるで戸台からの道と同じ感じで、妙に「南ぽいなあ」と感心してしまった。

バスにはなんとか間に合い、まめが出来た足をさすりながらJR。再び各駅停車で熱海、駅前の温泉に入って帰りました。
なんともしぶーい、秋の静かな山旅でした。今度は十枚山とか、身延からとか行ってみたい。冬もいいんではないかなあ。










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山岳ガイド 杉坂 勉

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